2002 年に完成した豊川総合用水事業で、 以前の豊川用水に比べて約 5 割増の取水が できるようになり、約 3 億 8 千万 m3 を確保し ました。その結果、現在はおよそ 1 億 m3 を越 える供給余力ができました。
2006 年 2 月の豊川水系水資源開発基本計 画(フルプラン)変更時の検討資料をよく読め ば、豊川用水・総合用水の水供給の態勢は十 分整っていて、新規水資源開発の必要がない ことがわかります。
農業用水に関しても、耕地面積は減ってお り、施設栽培の節水技術も進んでいますから、 今後需要は伸びるどころか減って行きます。
設楽ダムは、水道用水約 600 万 m3、およ び農水約 700 万 m3、計 1300 万 m3 の新規利 水容量を目的に掲げていますが、必要はあ りません。