設楽ダム連設計画が進んでいる愛知県東部の豊川|上流域山地は、地質学では設楽盆地と呼ばれています。北設楽郡設楽町田口周辺では、中・古生代の領家変成岩と浸食され易い新第三紀の堆積層が、豊川(寒狭川)をはさんで接する複雑な地質構造となっており、以前には電源開発(株)がダム計画の調査に入ったもののすぐ撤退しました。
設楽ダム計画は、その必要性がなく、ムダな事業であることはよく知られています。環境にも大きな影響があります。その上、問題のある地質構造をよく調べもしないで、巨大ダムを無理やり造るとなれば、取り返しのつかない大事故が起きる恐れもあります。
自分たちの目で、ダム計画地周辺の地盤がどうなっているか、よく調べてみましょう。